上野動物園の野良ガイド① パンダ⇒カワウソ⇒ワシ・タカ⇒トラ
今日は参加ありがとうやで。
お礼にワイらが独断と偏見で上野動物園を案内するで。
まあ、公式のパンフにはかなわへんけどな。
ちなみに情報の信頼性は保証できん。
素人の限界やね。
ほな早速いくで。もちろん最初はパンダさんや。
なんや園内で詳しいパンフ配っとるから参考程度で堪忍な。
クマの仲間なのに奇跡の白黒模様で手厚い保護を受け、どうやら絶滅をまぬがれそうな珍獣。
ベースが肉食獣のくせに竹を主食にしたもんだから消化が大変。
ちなみにレッサーパンダの方が先にパンダを拝命していた模様。なのでこっちは”ジャイアント”パンダ。
この2種はまったくの別種だが、ともに竹が主食で、手が竹をにぎれるように同じような進化をしている。こういうのを収斂進化というらしい。
ちなみに和歌山のアドベンチャーワールドに行けば6頭のパンダをありがたみがないほどにゆっくり見られる。
クマのくせにしぐさがあざといよな。
おかげで日本では大人気、世界でも3番目※のパンダ天国や。
※動物園での飼育数。ちなみに2位はアメリカ。1位はもちろん中国。
パンダ舎を出るとカワウソ舎が見えてくるで。
おらんなってもうたニホンカワウソの親戚さんやで。
ユーラシアカワウソ
かわいい見た目だが、イタチ科なので意外と狂暴。
亜種のニホンカワウソは、昔は日本中で普通に見られたらしい。残念。河童の正体はこのカワウソだったという説も。
有名な日本酒、獺祭の”獺”はカワウソのこと。
水辺に棲む動物の毛皮は質がいいことが多いため、毛皮目的で乱獲。さらに環境破壊等も重なり日本では絶滅。最後に見つかったのは高知県。
ちなみに親戚のオオカワウソは、ガタイもでかく獰猛で川のオオカミと言われ、時にはワニを狩るほど。やばい。
同じイタチ科で、超かわいいオコジョも、500gくらいの体格で普通にウサギを狩る。
オオカワウソは見た目もやばいよな。
そんなときは小型でキュートなコツメカワウソさんを見て癒されようや。なぜか園内ではクマコーナーにおるで。
お次はトラさんなんやけど、ルート上のワシ・タカ舎も飛ばさず見たってな。
ほんまかっこええよね。
ワシ・タカ(猛禽類)、フクロウ
ワシとタカは大きさが違うだけ。
猛禽類の足の力はものすごく、大型のものだと100kgを超える。この力でかなりの大きさの獲物も引っ張り上げてしまう。
モンゴルでは、オオカミ狩りにワシを使うほど。 ただし大型のイヌワシといえど、翼長は2mを超えるが、体重は10kgに満たず、地上戦になると不利。
また、上空から小さな獲物を狙うので、視力もものすごい。これは望遠という意味ではなく、解像度がすごい。HDと4Kの違いに近い。 眼が正面に付いているので、距離感も完璧。
まじか・・・。
オオカミ先輩がやられるとは、柴犬なんて普通にエサやん・・・
どんまい。
フクロウとミミズクも同じ仲間。違いは羽角(耳のような羽)の有無くらい。
ご存知のように鳥なのに夜目がきき、ほぼ無音で飛行するので小動物には脅威以外の何物でもない。
コノハズクのような小型のものから、翼長2m近いワシミミズクまでいろいろなサイズを取り揃えている。
ワシミミズクは、その名にふさわしく、大型の哺乳類(キツネなど)を狩ることも。
ちなみに国分寺のフクロウカフェでは、レア度に応じた課金をすると、直接手にフクロウを止まらせて触ることができる。そう、ワシミミズクもね!でも個人的おススメは、小型猛禽類のチョウゲンボウ!so cute!
なんやテンションがおかしいけど、次はお待ちかね、トラさんや。
ワイの一族やね。
言わずと知れた、肉食獣最強の一角。
その巨体(といってもトラの中では小型で150kgほど)と鋭い牙、強力な前足で、どんな獲物も狩り殺す。
ジャガーやヒョウと同様、単独で狩りをする。
トラを含むネコ科の多くは、奇襲による狩りを基本とする。そのため、毛皮にカモフラージュのためと思われる模様が入っているものが多い。 逆にイヌ科(オオカミなど)は持久戦に持ち込み相手が疲れ果てたところを狩るため、特に模様がみられないことが多い。
さすが脳筋。
ほめても何もやらんで。
ちなみにネコ科は頸椎破壊や窒息でほぼ確実に止めを刺してくれる。一番エグいのは、つかまれて動けないところをむしられる猛禽類だと思われる。
ネコ科の鳴き声は、大型になるほど「ガオー」になり、小型はネコに近い。 自分が聞いた限りだと、ヤマネコ、サーバルは完全にネコ、ユキヒョウ、チーターあたりまではネコっぽい。ジャガーになるとガオーだった。 トラ、ライオンは言わずもがな。参考に先日撮影したユキヒョウの鳴き声はこちら。
確かに野太いお前の声やな。
照れるやん。