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パンフ的な?

(おまけ)西園のおススメ動物たち

独断と偏見で選ぶ、上野動物園の西園で見ておきたい動物たち。

 

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タテガミオオカミ
上野動物園の「オオカミじゃないよ」の看板を見たら、どれどれ、と見たくなること請け合い。
でも、屋外展示場では動くどころか立っているところも見たことがない。ぜひ写真が撮れたら見せてほしい動物である。
実はこの長い足は伊達ではなく、チーターに匹敵するほど走るのが速い。
ただしそんな足の速い獲物は南アメリカにはいない。

 

 

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ケープハイラックス
原始的な有蹄類で、大きなねずみくらいの大きさだがゾウの祖先といわれている。

 

岩場に生息し、垂直に近い壁も自由に移動できる。多分、車のハイラックスもこの走破性から来ているものと思われる。
ちなみに車のハイラックスは2010年頃に絶版になったが、最近復活した。ほぼアメ車として…

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出典:トヨタ自動車


動物のハイラックスが自由自在に岩場を駆け巡ることができるのは、肉球が湿っていて吸盤みたいな機能を発揮するからだそう。

【小獣館】にいる。

 

 

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マヌルネコ
最古のネコといわれる。昔から姿が変わっていない。
もふもふの毛皮、短い足、平たい顔、離れた耳などから、何とも愛嬌がありかわいい。
チベットなどの寒い地域に住むので、この毛皮が大活躍。ただ、そのおかげで毛皮目的の乱獲に遭っている。
ちなみに井の頭動物公園では、天然記念物のツシマヤマネコを見ることができる。

【小獣館】にいる。

 

 

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ショウガラゴ
スローロリスなどと同じ原猿類。
夜行性で目が大きいところや大きさなどはスローロリスとも似ているが、決定的な違いが動き。
長い尻尾でバランスをとりながら、強力な後ろ足で、かなりの距離をジャンプする。
とにかくポンポンと飛び回るので、展示場が暗いことも重なり目が追い付かないほど。
忍者のような飛びっぷりをぜひ見てほしい。ほぼシルエットしか見えないが…

【小獣館】にいる。

 

 

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コビトカバ
その名の通り小さいカバ。小さいといっても200kg以上はある。世界三大珍獣の一角。
実はこちらが元祖であり、進化の過程でどんどん体が大きくなっていった。
また、カバは水中で目と鼻だけが水上に出るが、コビトカバはまだそうなっていない。
普通のカバよりは地上での生活が多いが、やはり肌は弱い。汗も赤くなるが、普通のカバほど濃くはない。
アフリカ中にいるカバよりも住んでいるエリアが非常に狭い。

 

 

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ヒガシクロサイ
上野にいるのはクロサイ
ちなみに黒いからクロサイ、白いからシロサイというわけではなく、色はそう変わらない。
一番の違いは大きさで、シロサイの方が大きい。
あと、主に食べる植物の違いで口の形が異なる。
クロサイは低木の葉などをむしって食べるので、口先がとがっている。シロサイは、地面に生えた草を食べるので口先が平たい。

 

 

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オカピ 
三大珍獣の最後。
20世紀になってやっと発見された。
おしりの模様はシマウマみたいだが、よく見るとキリンに似ていることが分かる。
キリンほど尖った進化をする前なので、足や首の長さも普通で、全体的なプロポーションは圧倒的に落ち着きがいい。
顔もキリンそっくりで、同じような角があり、舌も同じように長い。
この珍しい珍獣を目にやきつけよう。

 

 

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フォッサ
キツネザル等の原猿類の聖地、マダガスカル島最強の肉食獣。
ずんぐりとした体格で、その太い手で獲物を押さえつける。
イヌでもネコでもイタチでもなく、独特なフォルムがとても魅力的。尻尾が太い。
強いといっても大きさはヤマネコ程度なので、キツネザル達にとっては、大型のネコ科が島に入ってこなかっただけでも不幸中の幸いだったかも。

【アイアイのすむ森】にいる。

 

 

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アイアイ
みんなが知ってる唱歌の主人公。歌の通りおサルさん(原猿類に近い)。
しかし暗闇でその姿を見て泣かない子供はいないだろう。
ギョロっとした目、大きな耳、何よりその長い長い指が恐怖をさそう。
でも本人は虫をたべるだけであり、当然悪魔の使いでも何でもない。
濡れ衣で数を減らされとてもかわいそうなアイアイを見られるのは上野だけ。
展示もとても工夫されており、できればエサやりタイムを狙いたいところ。
この独特な指が大活躍するところを見てみよう。

【アイアイのすむ森】にいる。