上野動物園の野良ガイド② テナガザル⇒ゴリラ⇒ホッキョクグマ
さあ!次は!シロテテナガザルのナナちゃんや!
いや、ナナちゃんはムツゴロウさんちのサルやろ。
上野はナポくんとモカちゃん(40歳)や。
この前、心の師匠ムツゴロウさんが心筋梗塞で倒れたと聞いてショックやったわ。
上野のシロテテナガザル二頭は、40年以上を一緒に過ごすオシドリ夫婦。
見た目の通り樹上生活をし、その長い手で自由自在に森の中を移動することができる。
テナガザルは類人猿。同種には他にゴリラ、チンパンジー、オランウータンとボノボしかいない。 サルと類人猿の違いはなにかというと、尻尾の有無らしい。
ちなみにヒトは、これらのどの類人猿とも違う祖先から進化したとされている。
逆に尻尾が超絶進化したヤツもおるよな。
クモザルなんか尻尾で木にぶらさがるもんな。
次はみんなご存知ゴリラさんや。
ちょうど1年前に生まれたリキくんが話題やで。
ニシゴリラ
マウンテンゴリラより少し小さい。
草食がメインで、繁殖期以外は基本おとなしい動物である。
シルバーバックといわれる、背中の毛が白い雄をリーダーとする一夫多妻制。
ちなみに7頭(展示は6頭)ものゴリラを見られるのは上野だけ。
呼んだ?
前述の通り、1年前に父ハオコ、母モモコの間にリキが生まれている。
ゴリラは家族全員で子育てを行う。リキには兄と二匹の姉がいるが、すぐ上の姉モモカがリキをかわいがり過ぎて、勢いあまって子供部屋に拉致監禁してしまう事件があった。
最後には父の一喝でなんとかリキは開放され事なきを得たが、前科のついたモモカは、しばらくリキと遊ばせてもらえなくなった。 (実話)
…できごとがもはや人間やな。
やっぱり父ちゃんの威厳は大事やね。
次は地上最強の呼び名も高いホッキョクグマさんや。
こんなナリやけど赤ちゃんはシャンシャンに負けんほどかわいいで。
ヒグマとは近縁で、体格は一般的にヒグマより大きい。すなわち、地上最大の肉食獣のひとつ。
ご存知の通り毛皮は白く見えるが、毛そのものは透明、皮膚は黒い。 毛の内部は空洞で、とても保温性が高い。これと分厚い皮下脂肪のおかげで寒い北極で寒中水泳しても平気。その分汚れがたまりやすいのか、動物園のクマは薄汚れて見えることが多い。
ヒグマと同じように冬は雪の穴の中で冬眠し、その間に出産もする。
ちなみに、いぬいとみこ原作「北極のムーシカミーシカ」からの知識や。
お前の愛読書やな。
「タンタンとロロロゲー」もおもろいで。
最大の獲物はやはりアザラシ。氷上でアザラシの呼吸穴を見つけると、じっと何時間でも待ち伏せし、息を吸いに出たところをしばき上げる。
前述の通り、赤ちゃんはぬいぐるみのようにかわいい。 愛媛のとべ動物園では、ピースというホッキョクグマが人工保育で育てられた。そのため飼育係を親だと思っており、その愛らしい姿から、20年近くたった今も園のアイドル。園のHPにも専用ページまで用意され、あたかも四国新聞におけるうどんの如しである。
そういえばこの前とべ動物園で「園のアイドル総選挙」やっとったが、園長(女性)も立候補しとったわ・・・
大人の事情で優勝しそうやな・・・
それに四国新聞、「天気」「スポーツ」に並んで「うどん」て・・・
一切ブレることのない香川の生きざまや。